あの人に思い届け 赤い糸結び良縁願う 白衣大観音 ホワイトデーまで「恋の季節」

上毛新聞
2019年2月15日

赤い糸伝説にあやかり群馬県の白衣大観音に良縁などを願う「赤い糸祈願祭」(NPO法人高崎ネットワーク主催)が10日、高崎市石原町の慈眼院(橋爪良真住職)で始まった。参拝客は、大観音と自分の指を赤い糸で結び、「縁結び」の御利益を願った。3月14日まで。
===◎来月3日には「愛を叫ぶコンテスト」===
バレンタインデーからホワイトデーまでの1カ月間を「観音山恋の季節」として、地域活性化につなげようと2011年から始まり、9回目。
祈願式では、市内のダンスグループ「虎舞士」が迫力あるパフォーマンスを披露。橋爪住職らが厳かな祈りをささげると、参拝客は大観音から垂らされた約20メートルの糸を小指に絡め、手を合わせた。
埼玉県の上尾西小2年、尾嶋真乃介君(8)は「赤い糸を小指に絡めてお祈りしたのは初めて。珍しくて楽しい」と話していた。
3日午前11時から、いとしい人に向けて大声で愛を叫ぶ「観音さまから愛を叫ぶコンテスト」を開く。16~100歳が対象で、優勝者にはホテル宿泊券が贈呈される。
【写真】大観音と自分の指を赤い糸で結ぶ参拝客