新ブランド豚に舌鼓 都内で茨城県産食材賞味会

茨城新聞
2019年2月7日

昨年12月から販売を始めた茨城県の新ブランド豚「常陸の輝き」など茨城県産食材を知ってもらおうと、県は5日夜、東京・銀座の赤坂璃宮銀座店で料理や食品、市場、報道関係者ら約40人を対象にした「茨城フェア賞味会」を開いた。

常陸の輝きは、県開発の豚「ローズD-1」を交配して生産した三元豚。乳酸菌やビタミンEを添加するなどの基準を設けた飼料で育てられ、一般の豚より肉質がやわらかく、脂肪の質が高い。

大井川和彦知事は「飼料にこだわった質の高い逸品。新たな茨城の味を楽しんでほしい」とあいさつ。常陸の輝き推進協議会の倉持信之会長も「首都圏で好評を得られるよう頑張っていく」と販路拡大を誓った。

常陸の輝きの肩ロース肉のコショウ炒めや小籠包(しょうろんぽう)が出され、参加者は一般の豚にない特徴を実感。鹿島灘ハマグリや奥久慈しゃもなどを使った料理も提供され、参加者は「県産食材のフルコース」に舌鼓を打った。

水戸市出身の俳優、渡辺裕之さんも駆け付け、「俳優業とともに、常陸の輝きと茨城の魅力アップにも取り組んでいく」と誓い、出席者とともに「ファイト」「一発」と気勢を上げた。

参加した東京食肉市場小動物事業部の鈴木晴雄部長は「赤肉内に脂肪がしっかり入っていてやわらかい。知名度が上がればどの地域でも勝負できると思う」と絶賛した。

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