《茨めん》れんこんとしらうおの天ざるそば あたりや食堂(美浦村)

茨城新聞
2018年12月2日

霞ケ浦で取れた魚の料理など地産地消に力を入れる「あたりや食堂」。「れんこんとしらうおの天ざるそば」もこの時季ならではの食材、県産レンコンと霞ケ浦のシラウオを使っている。美浦村で生まれ育った店主の高橋勝男さんは「霞ケ浦はワカサギが有名だが、シラウオはなじみが少ない。子どもの頃から食べていたシラウオのおいしさを知ってほしい」と話す。そばは自家製麺。普段は県産の常陸秋ソバだが、新そばの季節は同村産に変わる。12月までの限定。天ぷら単品も。

ワカサギのフライや天ぷらもよく出る。「シラウオもワカサギも夏は小さく柔らか、寒くなると魚体が大きくなり味わいも深くなる。12月ごろは子持ちワカサギが入ることもある」。霞ケ浦・北浦のワカサギ・シラウオ漁は7月21日~12月31日。休漁期間は冷凍物で対応し、通年で提供する。霞ケ浦周辺で畜養されたアメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)と地元のレンコン、カボチャを天ぷらにした「霞天丼」は看板メニュー。「ナマズは白身魚で鶏肉より軽い感じ。癖もなくおいしく食べられる」と好評だ。

戦中に父が開いた料理屋を受け継ぎ約50年。カツ丼からうどん、ラーメンまで豊富なメニューをそろえ定食屋として長く愛される。

美浦村大谷1621の1
定休は火曜
営業時間は午前11時~午後8時
(電)029(885)2016

地図を開く 近くのニュース