チーズコンテスト 横山さん(久月総本舗)に優秀賞 薄皮まんじゅう、洋風に

茨城新聞
2018年11月28日

和洋菓子の久月総本舗(土浦市東真鍋)洋菓子部長、横山聡昭さん(32)が乳製品メーカーのアーラ・フーズ主催の「BUKOクリームチーズコンテスト2018」で優秀賞を受賞した。薄皮生地でクリームチーズを包み込んだ洋風の薄皮まんじゅうが高い評価を得た。

コンテストは2008年に始まり、今年で10回目。今回は、物販向けのショーケース▽イートイン向けのデセール▽大量生産向けのマスプロ-の3部門に122作品の応募があった。

横山さんは8作品が寄せられたマスプロ部門に参加。書類審査を通過し、9月26日に東京都内で開かれた最終審査とプレゼンテーションを勝ち抜いた。

同部門のテーマは「(贈答品を想定した)アニバーサリースイーツ」。横山さんは洋風の薄皮まんじゅう「Premium OST(プレミアムオスト)」を出品した。

OSTはデンマーク語でチーズの意。油脂分を多く含むチーズは焼くと爆発するが、横山さんは耐熱性のある糖分を加えた専用のミックス粉を開発した。口溶けが良く型崩れしない上、濃厚な味わいに仕上げた。

横山さんが同コンテストに参加するのは16年に引き続き2回目。パッケージのデザインなどについては、上司の沖山巌常務(54)や同僚に協力してもらった。横山さんは「今回の受賞をゴールとせず、よりおいしくなるよう改良したい」と力を込めた。

「プレミアム オスト」は130円(税別)。12月8日から久月総本舗の県内15店舗とオンラインショップで販売する。

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