「がまレース」疾走 筑波山

茨城新聞
2018年8月12日

「山の日」の11日、第70回筑波山ガマまつり(同実行委員会、つくば観光コンベンション協会主催)がつくば市の筑波山で開かれ、参加者がカエルの格好をして走るメインイベント「筑波山がまレース」に580人のランナーが参加。優勝を目指して大会コースの門前通りを勢いよくダッシュした。

同レースは筑波山名物の「ガマの油売り口上」にちなみ2013年に始まり、今回で5回目。未就学児から小学生の男女別、親子やカップルまで全18部門で順位を競った。今年から親子や仲間など4人一組のリレーで競う「親孝行リレーの部」が新設された。

距離は部門によって異なり150~500メートル。カエルのマスクをかぶった参加者は、スタート地点から緩い上り坂を走り、ゴールに向かって全力疾走した。

18歳以上(高校生除く)男女のペアが二人三脚で競う「ガップルの部」では、土浦市西根南の建築業、小関俊幸さん(25)と同所、会社員、山中早奈恵さん(22)のカップルが1位でゴールした。2人は息の合った足運びで250メートルを走り切り、同種目で3年連続優勝を飾った。

小関さんと山中さんは来年結婚の予定。山中さんは「彼が走りながら1、2、1、2というリズムで声掛けをしてくれて、うまく走れた」と喜んだ。小関さんは「大会は、いろんな人が参加できるように部門が増えている。出場するのが楽しい」と感想を話した。

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