個展と料理楽しんで 県近代美術館カフェ 県産野菜のメニュー

茨城新聞
2015年10月8日

美術鑑賞の後は、おいしい料理も楽しんで-。水戸市千波町の県近代美術館のカフェレストラン「プティ・ポワル」は、同館で開催中の企画展「6つの個展」にちなんだメニューを提供している。マッシュルームやクリなど、材料は県産野菜が中心。シェフの山本美喜男さん(57)は「芸術と食欲の秋。茨城の食材で季節を満喫してほしい」と話している。
同メニューは「スペシャル☆ランチセット」(税込み1540円)。レンコンなどの季節のサラダ、マッシュルームのポタージュスープ、自家製ビーフハンバーグに、ライスとコーヒーが付く。ふんだんに使用した秋野菜は、同展の出品作家6人の出身・在住市町村から取り入れた。
美浦村を中心に仕入れたマッシュルームは優しい甘みとコクがあり、滑らかな口当たりのスープになっている。メーンのハンバーグには、やや塩気のある笠間市のクリを付け合わせた。ほくほくしたクリと肉の柔らかな食感が楽しい組み合わせだ。ほか、ナスやパプリカなども皿に彩りを添える。
同レストランでは毎回、展覧会に関連したメニューを考案。山本さんは「茨城は野菜が豊富で、一年中取れる。美術館なので、色彩を考えて盛り付けています」と工夫を語る。
同メニューは18日まで提供。ランチ&ティータイムは午前10時半~午後5時で、休業日は月曜日(12日は営業、13日は休業)。同期間中、県産のブルーベリーを使った、自家製ジャム添えヨーグルトも300円(税込)で提供している。

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