赤水の功績全国発信 顕彰会、今夏都内で 地図や竹島資料展示

茨城新聞
2018年5月1日

高萩市出身で江戸時代の地理学者、長久保赤水の企画展が今夏、東京都千代田区の「領土・主権展示館」で開催されることになった。主催する内閣官房領土・主権対策企画調整室の関係者らが27日、長久保赤水顕彰会(佐川春久会長)と展示内容などについて打ち合わせた。同顕彰会では経緯線を記入した日本最初の日本地図「改正日本輿(よ)地路程全図」を作成した功績などを全国にアピールしていきたい考え。

領土・主権展示館は、竹島問題や尖閣諸島を巡る情勢などについて資料をまとめて紹介する初めての国の施設として1月に開設。同企画調整室と同顕彰会共催の企画展は「長久保赤水の日本図と竹島」(仮)と題して7月初旬から約1カ月間、約70平方メートルのスペースに地図や関係資料など約20点を展示する。

同日は同企画調整室の山本智嗣参事官補佐らが同市高萩の市歴史民俗資料館を訪れ、「改正日本輿地路程全図」(初版1779年)から製作した展示用の複製地図と実物の色や文字の調整作業を行い、展示内容などで意見交換した。

山本参事官補佐は「生涯を通して幅広くひた向きに勉強した人。領土、国土に関心を持ってもらうとともに、赤水の人となりを伝えていければ」と話した。

佐川会長は「都内で赤水先生の展示会が開催されることになり、大変うれしい。今後も連携していきたい」と期待した。

9月には都内を会場に「全国赤水ウオーク! 東京大会」も計画。領土・主権展示館をはじめ、皇居(江戸城)や小石川後楽園庭園(水戸藩上屋敷)など約12キロのコースで準備を進めている。


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