鹿嶋・山本ファーム 「かしまし豚」全国に

茨城新聞
2018年4月5日

鹿嶋市和の養豚業、山本ファーム鹿嶋農場(山本芳嗣代表)と行方市羽生の同ファーム行方農場(山本徒与彦代表)が、特定の病原菌を持たないSPF豚を新たな豚肉ブランド「かしまし豚(とん)」として出荷している。鹿嶋市もふるさと納税の返礼品として採用するなど支援。民間と行政が協力して市内外に新ブランドをアピールしている。

60年以上養豚業を営む山本ファームは、1985年からはSPF豚を導入した。豚肉コンテストでも多くの受賞歴を持つ。ブランド名は「鹿嶋市」とにぎやかさを連想させる「かしましい」をかけて、昨年11月に「かしまし豚」として打ち出した。

衛生管理を徹底した豚舎で、麦類、ウコン、海藻など厳選した自然素材を配合したこだわりの飼料で肥育する。肉質について芳嗣さんは「きめが細かく柔らかい。脂の質がいい」と胸を張る。今年3月中旬にはホームページも開設、ブランドの浸透に力を入れている。

民間事業者の取り組みを、市もバックアップ。昨年12月からふるさと納税の返礼品として「かしまし豚」の「豚ロース切身」などを追加。市財政課によると、スタートから46件(3月31日現在)の申し込みがあり「応援していきたい」としている。

山本ファームは創業者で会長の山本眞暉さんから芳嗣さん、徒与彦さん兄弟が経営を引き継いだ。新たな挑戦に、芳嗣さんは「ノーブランドからブランド化した。品質にこだわり、今後もおいしいものを作っていきたい」と意欲を見せている。

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