「自慢の一品」紹介 坂東・岩井商店街、ガイドブック発行

茨城新聞
2018年3月28日

坂東市岩井地域商業賑(にぎ)わい創出協議会(関根儀一会長)は、岩井商店街(同市岩井)の魅力をまとめた「まち歩きガイドブック てくてく坂東」を発行した。地元高校生や主婦が取材・編集を担当し、各店の“自慢の一品”を紹介。ガイドブックを持ってまち歩きをしてもらい、商店街の活性化を図りたい考えだ。

同協議会は主婦などの一般消費者や商店街、市といった関係者17人のメンバーで構成。消費者の目線から商店街の魅力を発信したいと、ガイドブックの作成に取り組んだ。昨年5月から、商店主へのインタビューや計8回の会議などを重ねてきた。

1店につき1品に絞って紹介した。メンバーが消費者として感じた店舗の魅力や感じたことを書き起こした。取材を担当した高校生が「あらためてお店の存在や商品のことを知る機会になった」と話すなど、メンバーにとっても新たな気付きにつながったという。

完成したガイドブックは、持ち歩いて見やすいようにこだわり、B5判20ページ。各店とも自慢の品やサービスを写真付きで説明するほか、店舗の外観や店主の写真も使って親しみやすくした。商店街のまち歩きマップも付いている。約7千部を発行し、市内施設や店舗、近隣自治体の道の駅などに置く。

関根会長(59)は「各店の『この品物ではどこにも負けない』という品を紹介した。個人商店は力をなくしているが、(ガイドブックに紹介されることで)自信を取り戻してほしい思いもある」と語った。

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