《茨城いちばん》サバ 巻き網 豪快な漁

茨城新聞
2018年3月11日

高血圧や動脈硬化を予防するEPA(エイコサペンタエン酸)や、脳の働きを活発にするDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれ、“青魚の王様”とされるサバ。農林水産省の統計によると、本県のサバ類の漁獲量(2016年)は約13万8800トンで全国1位。2位の長崎県の2倍以上となる。

中でも、神栖市波崎の沖合は黒潮と親潮がぶつかり、サバなど豊富な種類の魚が多く回遊する豊かな漁場。同市の波崎漁港は、利根川を挟んだ銚子漁港(千葉県銚子市)とともに、国内有数の水揚げ量を誇る。

大型の巻き網漁船で船団を組み、網で魚群を囲い込む-。大規模でダイナミックな漁や水揚げは、見る人を圧倒させる風景だ。サバ漁は秋から冬にかけてが中心で、今月まで続く。

波崎漁港の歴史は江戸時代中期に始まり、1985年の新漁港開港後、水揚げは飛躍的に増大した。サバのほか、マイワシの水揚げも多く、本県はマイワシについても漁獲量日本一を誇る。

漁港周辺では水産加工業も盛んだ。サバやイワシの干物や缶詰などは、土産物や贈答品としても人気が高い。1882(明治15)年創業の鴨安商店(神栖市波崎)の「いわしさくらぼし」は農林水産祭天皇杯を受賞した実績を誇る逸品。昨年、市特産品の認定も受けた。

ほかにも、同市が生産量日本一のピーマンと組み合わせた商品も続々と誕生。缶詰や、イワシのミンチを具やソースに使用したラーメン、ハンバーガーなど、同市の新たな味覚として注目を集めている。

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