誘客へ「ダム・橋カード」 県が作製、無料配布

下野新聞
2018年2月20日

JRグループの大型観光企画「本物の出会い栃木デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせ、県は期間中の4~6月、期間限定の「ダムカード」と「橋カード」を作製し無料配布する。県内各地の名所や名産品だけでなく、公共土木施設も観光資源として活用し、DCを盛り上げる。カードはDC特別企画を示す王冠マークなどが入った限定仕様で、各地のダム管理事務所や観光案内所などで配布する。

両カードは、各地のダムや橋を紹介するコレクションカード。県内のダムカードは中禅寺ダム(日光市中宮祠)や西荒川ダム(塩谷町上寺島)など12種あるが、今回は写真を変えたり外枠にイチゴなどの図柄をちりばめたりするなどデザインを新しくした。

一方、橋カードはDCに合わせ初めて作製する。県内には特徴的な橋が数多くあり、観光誘客につながると考え、晩翠橋(那須塩原市、那須町)や渡良瀬橋(足利市)など10種作る。カードには完成年などの基本データに加え、橋に関する豆知識も盛り込む。QRコードにアクセスすると、より詳細な情報が得られる仕組みとする。

また、ダムカードを3枚集めると、収集したカードを収納できる「ダムカードホルダー」を指定の場所で受け取ることができる。

県砂防水資源課の担当者は「カードを集めながら、各地の観光地にも足を運んでほしい」と話している。

配布場所などは県のホームページで確認できる。

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