雪の中でおいしく リンゴ3万個 玉原に貯蔵 沼田

上毛新聞
2018年1月17日

沼田市りんご組合(角田孝道組合長)は15日、市内各地で昨年収穫したリンゴ約3万個を、同市上発知町の玉原高原の雪の中に埋めた。4月下旬に掘り出し、ゴールデンウイークに「雪んこりんご」として各リンゴ園で販売する。
組合員17人が「ふじ」や「スリムレッド」といったリンゴ10・2トンが入ったコンテナ600個を運び込み=写真、雪をかぶせた。
雪中は温度が一定で、適切な湿度でみずみずしさを保てる上、酸味が和らぐという。組合は1991年から雪の中でリンゴを貯蔵しているが、昨季までの貯蔵場所が使えなくなり苦慮していたところ、近くのペンションから協力の申し出があり、今季も貯蔵場所を確保できた。
組合の木内修一観光部長(49)は「毎年楽しみにしているファンも多いので、協力に感謝する」と話した。

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