茂木の棚田 実りの秋 オーナーら稲刈りに汗

下野新聞
2017年9月25日

 農林水産省選定の日本の棚田百選に選ばれている茂木町入郷(いりごう)の「入郷石畑(いしばたけ)の棚田」で24日、オーナーらによる稲刈りが行われた。

 オーナー制度は、地域住民でつくる入郷棚田保全協議会(大町弘志(おおまちこうし)会長)が2002年に開始。今年は東京、神奈川など県内外から57組が登録している。

 この日集まったオーナーら約120人は秋空の下、黄金色に色づきこうべを垂れた稲を鎌などで刈り取り、根元を結んだ後に竹で組んだおだに掛けていった。

 家族5人で参加した東京都葛飾区、保育士鳥居啓修(とりいひろのぶ)さん(33)は「稲刈りや虫捕りは子どもにとっていい経験。私たちも多くの人と知り合えて楽しい」と充実した表情を浮かべた。

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