下妻ナシ 「幸水」甘くさっぱり

茨城新聞
2017年8月16日

ナシの収穫が本格化し、県内有数の産地、下妻市も出荷最盛期を迎えた。同市若柳の粟野陽一さん(72)も、妻としえさん(69)、長男寿広さん(39)らと共に収穫作業に大忙しだ。

現在は4品種を計約2・5ヘクタールで栽培する。7月末~8月中旬に収穫する「幸水」について、粟野さんは「まろやかな甘さで、さっぱりした味わい。糖度平均12度の甘さで勝負している」と胸を張る。8月下旬からは「豊水」「あきづき」「新高」と品種をリレーし、10月上旬まで出荷が続く。

下妻地区ではナシの海外輸出や、樹上で完熟させる「甘熟梨(かんじゅくなし)」のブランド化など、攻めの農業を展開。寿広さんも取り組みの中で若手農家の中心的役割を担う。

粟野さんが目指すのは大玉のナシ作り。幸水は早めに花の数を減らし、残った花に養分を行き渡らせるのがポイント。技術的に難しいが、「できれば、高い技術力の証しになる」と模索を続ける。

ナシ農家の2代目として、20歳のときから栽培を続けて50年以上。「良いものを作りたいとの気持ちは今も変わらない。大玉で味の良いナシを多くの人に食べてほしい」と笑顔を見せた。

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