斉昭の建学精神学ぶ 弘道館で記念講座 水戸

茨城新聞
2017年5月10日

弘道館の本開館160年を記念した講座が9日、水戸市三の丸1丁目の弘道館であり、「本開館と建学精神」をテーマに弘道館学芸員の小圷のり子さんが徳川斉昭の設計思想を解説、「学問と武術を大切にする文武一致の思いがある」とした。普段は非公開の孔子廟(こうしびょう)と八卦堂(はっけどう)の見学会も行った。

弘道館は1841年に仮開館していたが、本開館が16年後になった原因について、「斉昭が44年に幕府から謹慎処分を受け、反改革派が実権を握り、弘道館の活動が不振となった。1000人いた学生が20~30人に減ったとされる」と指摘した。安政の大地震で側近の藤田東湖が死亡したことも要因の一つとした。

57年5月9日の本開館の式典について、「鹿島神宮から鹿島神社に神体の分祀(ぶんし)が行われた。孔子廟への神位の安置が行われたことで正式に開館となった」と述べた。斉昭が孔子廟と鹿島神社を併設して建てたのは、「神道と儒教のどちらも大切にする神儒一致の精神だ」と解説した。

弘道館記碑を納める八卦堂は東日本大震災で被災したが、復旧作業で内部構造が判明、「重さ8トンの石碑の下には、秋田県産の天然アスファルトが使われている」と話した。

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