那須岳で開山祭 安全祈願 雪崩犠牲者悼み黙とう

下野新聞
2017年5月9日

 登山シーズンの幕開けを告げる「那須嶽神社開山祭」が8日、那須町湯本の那須岳山頂(茶臼岳、1915メートル)で行われ、登山客や関係者ら約300人が山の安全を祈願した。9合目の那須ロープウェイ山頂駅付近からの出発時には、3月27日に起きた雪崩事故の犠牲者8人を悼み、黙とうもささげた。

 晴天に恵まれ、ロープウェイを利用した登山客らは恒例のアルプホルンの演奏を背に出発。時折最大風速26メートルの強い風も吹き付けたものの、1時間ほどで山頂に到達。那須温泉神社の宮司による神事を見守った。

 出発に先立ち、那須山岳救助隊の大高登(おおたかのぼる)隊長が「雪崩事故で亡くなった人の供養をして登りたい」と呼び掛け、事故が起きた方角に向かって登山客ら全員で黙とうした。

 神事で玉串もささげた那須町の高久勝(たかくまさる)町長は「できるだけ毎年参加しているが、今回は特別。安全祈願などとともに慰霊登山の意味も込めて臨んだ」。茨城県北茨城市から参加した会社員古村政巳(こむらまさみ)さん(39)は「下山したら献花をして帰ります」と話していた。

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