水戸の梅まつり 梅大使が案内役 多彩なイベント誘う

茨城新聞
2017年2月18日

「水戸の梅まつり」会場で観梅客を迎えるのが「梅大使」の10人だ。水戸の観光大使として観光案内や各種メディアへの出演、大撮影会のモデル、キャンペーンなどに参加する。まつり期間中には、偕楽園臨時駅で出迎えや見送り、園内では記念撮影に応じる。 

 大使たちが身にまとう今年の振り袖は、アイボリーを基調とした生地に、カラフルな梅花をちりばめ、黒地の帯にも梅の花を配置してある。淡い色彩の和服で、上品な印象が漂う。 

 梅大使は「梅むすめ」の名称で1963年に誕生。長い間、観梅の主役であった芸姑連(芸者)に代わって登場した。2001年から、男性にも門戸を広げる「梅大使」に衣替えした。今年は55代目になる。 

 今年の大使たちは昨年10月に審査会を開催し、応募72人の中から選ばれた。昨年内に振り袖を合わせ、1月4日の仕事始めから各地でPRに努めてきた。

 今年のメンバーは、萩原真帆さん、梅田朋奈さん、鈴木綾香さん、助川奈々さん、山本薫子さん、室積麻生さん、小倉愛里さん、鈴木さやかさん、鈴木瀬奈さん、高村彩乃さん。

 【江戸の風情漂う園内】
 梅の名所・偕楽園では、早咲き、中咲き、遅咲きなど約100種3000本の梅を、正月前から彼岸すぎまで長い期間にわたって楽しめる。梅の香り漂う中には、好文亭や奥御殿、好文亭表門、吐玉泉、偕楽園記碑などが配置され、江戸時代から伝わる風情を味わえる。
 
 好文亭は、水戸藩第9代藩主徳川斉昭自らが設計したもので、名は梅の異名「好文木」に由来する。木造2層3階建ての好文亭本体と木造平屋建ての奥御殿で構成される。各所に創意工夫と洒脱さを感じさせる。斉昭は、ここに文人墨客や家臣、領内の人々を集めて詩歌や慰安会を催した。
 
 1945年の戦火により焼失したが、55年から3年をかけて復元。2011年の東日本大震災で被災したが、県民の善意などをもとに復興を果たした。3階の楽寿楼からの千波湖や田鶴鳴梅林の眺望は見事だ。
 
 入場料は大人190円、小・中学生100円。

 【梅酒飲み比べ】
 梅まつりに合わせ、全国から集めた梅酒を飲み比べる「全国梅酒まつりin水戸」は3月3~5日の3日間、偕楽園隣接の常磐神社で開かれる。即売会も同時に開催。昨年は3日間で約7千人が訪れるなど、毎回多くの愛飲家でにぎわう。今回は全国から150銘柄がそろう予定。
 
 時間は3、4両日が午前10時~午後4時、5日は午前10時~午後3時まで。前売り券700円(当日券800円)。待ち時間なしで入場可能なファストパス入場券も1200円で発売される。いずれも飲酒時間は30分。チケットは水戸観光協会、JR水戸駅構内の観光案内所、セブンチケットで取り扱う。問い合わせは同協会(電)029(224)0441。

 【納豆早食い世界一】
 茨城特産の納豆を食べる早さを競う「第16回水戸納豆早食い世界大会」は3月18日午前10時から、偕楽園吐玉泉下広場で開かれる。県内外の猛者が集い、世界一の称号を懸けて粘り強い戦いを繰り広げる。予選、決勝いずれもタイムレースで実施。予選は納豆90グラム、ご飯310グラム(女性は210グラム)の計400グラム(同300グラム)に挑み、上位10人が決勝に進む。決戦はわらづと納豆350グラム(同210グラム)をどれだけ早く食べられるかに挑戦する。決勝の最速タイムは第13回大会でたたき出された20秒84。
 
 このほか、初の試みとして、梅干しの種を飛ばす距離を競う「梅干しの種飛ばし大会」も同時開催する。

 【和服姿で観梅】
和服姿での観梅を楽しんでもらうとともに、偕楽園を和の雰囲気で彩るのが「観梅着物Day」。3月5日午前10時から見晴広場で開催される。参加者には水戸産の梅で作ったお菓子もプレゼント。同日開催の野だて茶会などと合わせて、和を演出する。
 
 自前の和服での参加が基本だが、レンタルも3800円から受け付ける(着付け込み)。レンタルは事前予約が可能。千成屋(電)029(272)6422。

 【行事案内】
 ■2月18日 梅まつり開幕記念品プレゼント(午前9時/偕楽園東門)
 
 ■2月18、19日 みとちゃんお誕生会(午前10時~午後3時/偕楽園見晴広場)
 
 ■2月19日 第1観梅デー 高校生野点茶会〔大成女子高〕午前10時~午後3時/偕楽園見晴広場)
 
 ■2月26日 第2観梅デー 野点茶会〔石州流〕午前10時~午後3時/偕楽園見晴広場▽田谷の棒術〔杖友会〕午前10時半~11時半/弘道館対試場▽水戸のひな流し〔常陸和紙人形会〕午前11時~正午/偕楽園吐玉泉下
 
 ■3月3、4、5日 第5回全国梅酒まつりin水戸(午前10時~午後4時=5日は午後3時まで/常磐神社境内)
 
 ■3月4日高 校生野点茶会〔常磐大高〕午前10時~午後3時/偕楽園見晴広場▽武道演武〔水戸東武館・宝蔵院流槍術〕午前10時~正午/弘道館対試場▽五軒香梅ひな流し〔ふぁいぶたうんコミュニティ〕午前11時~正午/偕楽園吐玉泉下▽琵琶演奏〔筑前琵琶水戸橘会〕午後1時~1時半/弘道館正庁▽夜・梅・祭2017(午後6時~9時/弘道館)
 
 ■3月5日 第3観梅デー 第70回大撮影会と写真コンテスト〔茨城県カメラ商組合〕午前10時~午後3時/偕楽園梅林・見晴広場ほか▽野点茶会〔遠州流〕午前10時~午後3時/偕楽園見晴広場▽観梅着物Day(午前10時~午後3時/偕楽園見晴広場)
 
 ■3月11日 吟詠〔茨城県吟詠剣詩舞総連盟〕午前10時半~11時半/弘道館対試場▽夜・梅・祭2017(午後6時~9時/偕楽園・常磐神社)
 
 ■3月12日 第4観梅デー 野点茶会〔江戸千家〕午前10時~午後3時/偕楽園見晴広場
 
 ■3月18日高 校生野点茶会〔水戸桜ノ牧高〕午前10時~午後3時/偕楽園見晴広場▽弘道館公開講座〔水戸史学研鑽会 吉田塾〕午後1時半~3時/弘道館正庁
 
 ■3月19日 第5観梅デー 野点茶会〔裏千家〕午前10時~午後3時/偕楽園見晴広場▽第71回観梅俳句大会〔ひたち野社〕午前10時~午後3時/県立歴史館講堂
 
 ■3月25日高 校生野点茶会〔水城高〕午前10時~午後3時/偕楽園見晴広場
 
 ■3月26日 第6観梅デー 野点茶会〔表千家〕午前10時~午後3時/偕楽園見晴広場▽観梅芸能まつり〔茨城県民謡民舞連絡協議会/水戸大工町三業組合演芸部/水戸市立三中〕午前10時~午後3時/偕楽園見晴広場

【期間中の催し】
 ■好文亭いけばな展示〔水戸市華道連合会〕3月4、5、18、19、25、26日/好文亭内(御座の間・梅の間・楽寿楼)
 
 ■ライトアップ「偕楽園 光の散歩道」3月3~20日 日没~午後9時/偕楽園内
 
 ■「漫遊バス」運行 ボンネットバス「助さん号」と「格さん号」が、偕楽園、弘道館、徳川ミュージアム、茨城県立歴史館、水戸芸術館、京成百貨店、市植物公園を周遊。
 
 ■市民観光ボランティア「歴史アドバイザー水戸」による案内 まつり期間中午前10時~午後4時 ボランティアガイドが偕楽園・弘道館で見どころを案内、無料。
 
 ■黄門さまとの無料写真撮影サービス〔水戸黄門愛好会・わらじ愛好会〕まつり期間中午前10時~午後4時 黄門さまと旅の思い出に記念写真を撮影。
 
 ■第16回水戸納豆早食い世界大会 3月18日午前10時~午後1時/偕楽園吐玉泉下広場 納豆ご飯及び納豆の早食いを競い、「納豆早食い世界一」を決定。
 
 ■水戸の新酒まつり 2月25日/東照宮境内 水戸市内及び周辺の酒蔵・蔵元の新酒を楽しむ。
 
 ■弘道館正門ライトアップ 3月3~20日午後6時~8時
 
 ■弘道館八卦堂・孔子廟特別公開及び正門開放 3月4~12日の土日曜日午前10時~午後4時(正門開放は午前9時~午後5時)
 
 ■弘道館特別見学会「弘道館の被災と復旧のあゆみ」 3月11日午後1時半~3時

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