新春用日本酒の祈願式 島崎酒造

下野新聞
2016年12月20日

 【那須烏山】中央1丁目の島崎酒造が造る新春用日本酒と、かめや瓶に掛けられる来年のえと「酉(とり)」の絵馬の祈願式が19日、神長の同酒造「どうくつ酒蔵」で行われた。

 「どうくつ酒蔵」は太平洋戦争末期に戦車の製造を目的に造られた総延長約600メートルある近代化遺産。洞窟内は年間を通じて約5~15度を保ち、同酒造の日本酒の熟成などに利用されている。

 この日、洞窟内に供えた酒瓶650本と絵馬を前に八雲神社の黒崎健二(くろさきけんじ)宮司(79)が購入者の家内安全や商売繁盛、無病息災などを祈願した。酒は「どうくつ酒蔵」で約8カ月熟成させた1・5~1・8リットル入りの純米酒、純米大吟醸酒、かめ入りの大吟醸酒の3種。価格は3240~1万800円(税込み)で、同酒造で購入できる。

 (問)同酒造0287・83・1221。

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