《土木遺産の路線 わ鉄を巡る(14)旧琴平トンネル》高さ

上毛新聞
2016年11月17日
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わたらせ渓谷鉄道神戸駅の北にある旧琴平トンネルは、国鉄足尾線時代の1973(昭和48)年、草木ダムの建設に伴う線路の付け替えで約60年の役目を終えた。現在、線路は撤去され遊歩道が整備されている。
足尾鉄道開通により12(大正元)年に造られた。廃線区間のため、当時の土木技術を間近に見られる。トンネル北側口には、高さ約30メートルもの石積みが残る。少し離れて見ないと、視野に入りきらないほどの高さだ。
石積みを見た足利工業大の福島二朗准教授(61)=土木史=は「あの規模をすぐそばで見られるのは珍しい」と話す。渡良瀬川沿いの断崖を支えるのが目的で「人命や輸送の安全のため、万全の強化をせざるを得なかったのだろう」と指摘する。トンネルや橋に付属した構造物にも注目してほしいとしている。

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