《土木遺産の路線 わ鉄を巡る(6)沢入駅待合所》郷愁誘う昭和の建物

上毛新聞
2016年11月1日
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沢入駅には、上りと下りのホームにそれぞれ小さな待合所が残されている。いずれも昭和初期に建てられ、当時の趣を残したまま乗客を見守っている。
足尾鉄道(現わたらせ渓谷鉄道)は、1918(大正7)年に国有化され、両待合所は国鉄足尾線時代に造られた。下りが27(昭和2)年、上りが29(同4)年の完成で、どちらも壁面に建築年を記したプレートを残す。
駅で清掃活動や花の手入れを続け、あじさい祭り(7月)を主催するもみじの会会長の桑原隆さん(77)は「祭りの時は待合所を見ていく人が多い。だいたい都市部から来た人だね」と語る。郷愁を誘うたたずまいが人を引きつけるようだ。
駅があるみどり市東町沢入は、古くから石材業や林業で栄えた。石材業について、「勢多郡東村誌」は、足尾鉄道の開業を産業化の画期としている。

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