百年梅酒、金賞 水戸・明利酒類 全国品評会

茨城新聞
2016年10月14日

水戸市元吉田町の明利酒類(加藤高蔵社長)の「百年梅酒プレミアムエディション」が、一般社団法人梅酒研究会主催の全国梅酒品評会2016で、ブランデーブレンド梅酒部門の金賞を受賞した。全国から151銘柄が出品され、7部門に分けて、銘柄が分からないようにしたブラインド方式で審査。7日に東京都内で表彰式が行われた。百年梅酒シリーズとして、全国大会“4冠目”を獲得した。

同品評会は、梅酒研究会の明星智洋代表理事を審査委員長に、18人で審査委員会を構成。出品酒を醸造アルコール梅酒や本格焼酎梅酒など7酒類のカテゴリーに分類。各部門とも2~5人の審査員が外観や香り、味、バランスを評価し、チームリーダーが議論をまとめ、金銀銅賞を決めた。

「百年梅酒プレミアムエディション」は、青梅を醸造アルコールに数年間漬け込んで熟成させ、出荷時にブランデーやハチミツ、黒糖で味を調整した商品。アルコール度数20%、エキス分は42・5%。販売されている同梅酒は、つぼ型の特製ガラス瓶(720ミリリットル)を、葵(あおい)の紋が入った黒の和紙に包んで、重厚感を演出している。希望小売価格は3千円(税抜き)。

同社の梅酒は、「百年梅酒」が2008年の第2回天満天神梅酒大会(大阪府)で梅酒日本一、「百年梅酒プレミアム」が水戸の梅まつりで開かれた全国梅酒大会2013で第1位の黄門賞、今年6月の愛媛県今治市で開かれた「梅酒全国制覇利き酒大会」スタンダード部門で優勝。梅酒の“4冠”を達成した。

本県関係ではほかに、柑橘系ブレンド梅酒部門の銀賞に、宏和商工日立酒造工場の「北限みかん梅酒」が入賞した。

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