結城紬体験 「紬のふるさと体験授業」

茨城新聞
2016年10月14日

ユネスコ無形文化遺産に登録されている結城紬(つむぎ)の着心地を結城市内の中学生が体感する「紬のふるさと体験授業」が13日、同市大木の市立結城南中(黒田光浩校長)で行われた。初めて結城紬に身を包んだ生徒たちは、郷土が誇る絹織物の良さを感じていた。

授業は、結城紬の歴史や伝統を学び、受け継いでいく心を育むのが狙い。市内各中学校で行われ、結城南中では2年生138人が着付けを体験。着付けボランティア「ゆうき着楽(きらく)会」のメンバーが、さまざまな色や柄の着物を着て、腰ひも、帯を着けるのを手伝った。

生徒たちは教員などに「様になってる」と声を掛けられ照れた表情を見せたり、記念写真を撮ったりした。着物姿を互いに見せ合い、「似合う」「かっこいい」とうれしそうに感想を話し合った。坂入幹(もとき)さん(14)は「少し歩きにくいけど、軽くて暖かい」、大里美希さん(13)は「初めて着た。見た目より軽い」とそれぞれ話していた。

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