品種多く手軽に栽培 多肉植物人気広がる

上毛新聞
2016年10月5日
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ㅤ分厚い葉や茎が特徴の「多肉植物」が人気を呼んでいる。栽培の手軽さや形の面白さが魅力の一つとされ、県内のホームセンターや園芸店などが取り扱い品種を増やしたり、専門コーナーを設けるほどの人気ぶりだ。日本産の品質や品種の豊富さなどがインターネットで評判となり、外国人からの注文が増えている店もある。

ㅤサボテン・多肉植物を取り扱う専門店「サボテン相談室」(館林市)には、ユニークな形や色をした約5千種類が並ぶ。品ぞろえの豊富さに加え、種から育てて販売する一貫した栽培が好評で、全国から愛好家が来店するという。
ㅤ店主の羽兼直行さん(67)によると、客足が伸びてきたのは5年ほど前。「何度も足を運ぶ若者から年配者まで、購入層は男女を問わず幅広い。形のかわいらしさや、狭いスペースで育てられるのが人気の理由ではないか」と分析する。少ない水やりで育つという栽培の手軽さも背景にあるようだ。
ㅤ栽培に熱中している前橋市の女性会社員(25)は「成長するにつれ、予想しなかった形に変化するところが面白い。インテリアとしてもおしゃれで、いろいろな鉢に植えて楽しんでいる」と魅力を話す。
ㅤ多肉植物のオンラインショップ「多肉永遠(たにくとは)」(太田市)は、日本に住む中国人や台湾人からの注文が増えている。母国にいる親戚や友達への贈答用とみられ、代表の飯塚さおりさん(40)は「四季のある日本で育てた多肉植物は色づきが海外のものと異なり、世界でブランド化されてきている。生産が間に合わない状況」と説明する。
ㅤ本県などにホームセンターを展開するカインズ(埼玉県本庄市)も、2013年秋ごろから専門の販売コーナーを設置したり、取り扱い品種を増やしたりしている。300~400円が中心で、多肉植物・サボテンの売り上げは、ここ1年で1・5倍近く伸びているという。
ㅤ広報担当者は「メディアや会員制交流サイト(SNS)などでの露出が増え、生活になじんできたようだ。今後ますます人気が高まると予測している」と話している。