内山味噌店 みそ商品で連携拡大 豚肉総菜やクッキー

茨城新聞
2016年9月9日
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みそ製造販売の内山味噌(みそ)店(日立市水木町、内山庄栄社長)は、県内の食品加工業者と連携した商品作りを拡大している。新たに9月、みそと酒かすで漬けた豚肉の総菜、みそとチョコレートのクッキーを発売する。食の多様化を背景にみその消費量が減少する中、他業種と連携し、みその魅力を発信し、需要掘り起こしにつなげる。

同社は、森島酒造(同市川尻町、森嶋鎮一郎社長)と連携し、国産豚肉にみそと吟醸酒かすを使った「吟醸粕(かす)味噌漬」を開発した。初めての総菜商品で「焼くだけで本格的なかすみそ漬けが味わえる」(同社)。豚肉を使い、洋風の「バジル味噌漬」も開発。加工は小野瀬水産(筑西市玉戸、小野瀬あや子社長)と協力した。

「発酵レアクッキー みそ&チョコ」は、濃厚なレアチョコクッキーに隠し味としてみそを加えた。「みその塩味がチョコの甘さを引き立てる」として、3種の味を箱詰めしたギフト用も販売する。チョコレートの選定は東京フード(つくば市上大島、丹羽弘社長)と連携した。

豚肉の吟醸粕味噌漬、バジル味噌漬は各2枚入り540円(税込み)。発酵レアクッキーみそ&チョコは6個入り972円(同)。9日に発売する。

総務省の家計調査によると、水戸市の1人当たりのみそ購入量は、2000年の2729グラムから10年には2292グラムに減るなど全国的に減少傾向にある。

こうした状況に歯止めをかけようと、同社は06年以降、みそ醸造だけでなく、みそを使ったプリンやシフォンケーキ、せんべい、かりんとうなどを開発。「シナジー(相乗効果)を生み出したい」(内山社長)と加工業者と連携し、年2回のペースで新商品を開発している。同店に併設したカフェでも楽しめる。

今年3月には、クッキーを自社生産するため、新たにオーブン、成形機、包装用機械などの設備を導入した。将来的には加工の受注も視野に入れる。

内山社長は「他業種とのコラボレーションは、味や品質がよく、今までにない商品の開発につながる。協力を強化し、時代に合った商品を作り、みそのおいしさを伝えていきたい」と話す。

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