19店でタケノコ料理 5月1日まで、阿見で4年ぶりフェア

茨城新聞
2016年4月10日

旬の阿見町産タケノコを使った料理フェア「たけのこほっぺ」が9日、同町で4年ぶりに再開した。和食や中華などの町内19店舗が工夫を凝らした料理を提供する。5月1日まで。

同町は総面積に占める竹林の割合が県内トップクラス。竹を生かした観光に力を入れ、2010年からフェアを始めた。だが11年の福島第1原発事故の影響で、県の出荷・販売自粛要請を受けていた。

12年はタケノコを県外産に切り替えてフェアを開催したが、13年は中止。昨春の検査で放射性セシウムの濃度が国の基準値を安定して下回ったことから、昨年10月に自粛要請が解除され、フェアが復活した。

同町阿見にあるすし店「すしかつ」では、タケノコすしのランチセットを用意。タケノコの握りと巻きずしから選べる。巻きずしはかんぴょう、ミョウガと一緒に食感を楽しめる。茶わん蒸しと小鉢2皿付き。価格は税込み千円。

店主の村田克巳さん(62)は「町のタケノコをおいしく食べてほしい。(原発事故以降)5年間待ってたからね。町が活性化すればいい」と期待を寄せた。

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