茨城―成都、揚州定期便を開設 来月27日、中国・春秋航空

茨城新聞
2016年2月27日

 県は26日、中国の格安航空会社(LCC)・春秋航空が茨城空港(小美玉市)と成都(四川省)を揚州(江蘇省)経由で結ぶ週2往復の国際定期路線を3月27日に就航すると発表した。同社の茨城空港就航路線は、週8往復運航する上海線に加えて計3路線となる。新たに中国2都市と結ばれることで、同空港の海外就航先は、来月15日に就航する台北(台湾)と合わせて計6都市に増える。

 揚州・成都線は毎週金曜と日曜に運航。時間はともに茨城発午後8時(揚州着同10時40分、成都着翌日午前2時50分)と、成都発午前8時55分(揚州着同11時40分、茨城着午後6時半)。航空機は180人乗りのA320型機を使用する。

 揚州は中国東部、成都は西部の都市で、観光客やビジネス客の需要が見込まれる。春秋航空は、上海線が搭乗率9割前後と好調を維持していることから路線拡大に意欲的で、ほかに同国東北部の瀋陽(しんよう)(遼寧省)への路線開設についても関係機関と調整している。

 県空港対策課は「路線拡大はありがたい。上海線の着実な増便が評価されたのではないか」と歓迎している。

 同空港の国際線はほかに中国南方航空深圳(しんせん)線と中国国際航空杭州(こうしゅう)線が運航している。

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