《上州真田》「真田丸」スタート 東吾妻、PVに400人 「岩櫃城」に興奮、出演俳優がPR

上毛新聞
2016年1月14日

戦国武将の真田信繁(幸村)を主人公にしたNHK大河ドラマ「真田丸」の放送が始まった10日夜、東吾妻町コンベンションホールでパブリックビューイング(PV)が行われ、町内外から集まった約400人が壮大な歴史ロマンの幕開けを楽しんだ。初回放送には、同町にかつてあった岩櫃(いわびつ)城の名称が何度も登場し、観覧客は「非常に面白かった。続きが気になる」と興奮した様子だった。
PVは町とNHK前橋放送局が主催した。オープニングセレモニーで、中沢恒喜町長は「いよいよ真田丸が始まる。町も昨春から真田氏に関連したイベントを開催し、盛り上げてきた。今日は皆さんと感動を分かち合いたい」とあいさつした。
会場では、午後6時のNHK・BSプレミアム放送分が始まるのに合わせてカウントダウンが行われ、オープニング映像の冒頭に岩櫃山の雄大な姿が映し出されると、大きな拍手が湧き起こった。初回は、織田信長の侵攻に苦しむ武田勝頼に対し、信繁の父、昌幸が岩櫃城に身を寄せるよう進言するシーンが中心で、岩櫃山や岩櫃城の名称が何度も使用された。
放送終了後には、真田家家臣の矢沢三十郎頼幸役を務める俳優の迫田孝也さんとプロデューサーの屋敷陽太郎さんが登場。迫田さんは「皆さんも真田丸に乗り込んでもらって、一緒に大きなムーブメントを巻き起こしてほしい」と会場を盛り上げた。
最前列で観覧したともに中之条町の福井はる江さん(71)と山本恵子さん(63)は「人情味あふれる内容でとても面白かった。1年間を通して楽しみにしたい」と笑顔を見せていた。

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