《キャンプを楽しもう》にこにこキャンプ場(茨城・笠間市)

茨城新聞
2022年10月18日

■満天の星に朝焼け、絶景 個性光る五つのサイト

昨年5月にオープンした手づくり感たっぷりの「にこにこキャンプ場」(茨城県笠間市上郷)。車で細い山道を数分走ると、標高240メートルの山間にキャンプ場が見えてくる。眼下に広がる田園風景、水平線から朝日が昇る瞬間、満天の星…。この場所では、唯一無二の絶景が味わえる。

その景観の良さからか、映画のロケが行われたり、テレビや雑誌に取り上げられたりと、オープン約1年で瞬く間に、週末は予約で埋まるほどの人気スポットとなった。

敷地は、約千平方メートルと広大。コロナ禍でのキャンプブームもあり、同キャンプ場のオーナー、鈴木進さん(70)が私有地を開拓して造った。所々にある案内板などは温もりある手書きが目を引く。「8割がリピーター。県内の利用者より東京都、千葉、埼玉県からが多い」(鈴木さん)。

同キャンプ場には、五つの個性的なサイトが用意されている。そのほとんどが、まるで段々畑のように高低差がつけられている。計約70区画あり、すぐそばに沢の音を感じられる「渓流サイト」や愛犬も伸び伸び過ごせる「ペットサイト」などがある。

中でも、キャンパーたちに人気が高いのは、通称〝プレミアムサイト〟と呼ばれる最も見晴らしのよい高台にある2区画だ。小雨が降る中、場長の山口雄一郎さん(49)に案内してもらうと、遠く彼方に水平線が見えた。「(同キャンプ場は)来た順番で場所を選ぶ。いつもこの場所から埋まっていく」と、説明してくれた。

通称〝プレミアムサイト〟からの眺め

 

自然の中にどっぷり身を置きたいなら、メインサイトから少し離れた「渓流サイト」がお勧めという。スギ林に整備された場所で、5区画あるほか、テントを張らずも宿泊できる小さな2棟の小屋「渓流ハウス」がある。

夫婦で週末ごとに利用しているという、牛久市在住の会社員、和出幹恵さん(53)は「昨年から本格的にキャンプを始めた。静けさと景色でリラックスできる」と魅力を話した。

今月3日には3区画が新たに出来上がった。山口場長は「自然の中で遊ぶ機会が減っている中、キャンプを通じて、大人は童心に返り、子どもは成長する機会になれば」と語った。(第3土曜日掲載)

■インフォメーション

住所…笠間市上郷3366/利用料(1泊2日)4400円。渓流ハウスは6600円。申し込みはホームページ(https://sites.google.com/view/campde2525/home)の予約サイト「なっぷ」で行う。問い合わせは(電)0299(56)3067。(午前8時~午後4時)

 

《トレンド》木製の多機能コンテナ

一点ものの家具を手がける加藤木工(城里町粟)のアウトドアブランド「Bay Laurel(ベイ ローレル)」が、アパレルの「ELNEST CREATIVE ACTIVITY(エルネスト クリエイティブ アクティビティ)」(東京都)と開発した多機能型コンテナ「ECC BOX」=(1万6500円)が人気を集める。「収納や椅子、テーブルとしても利用できる」と加藤宜之(のりゆき)社長(42)。

俳優の井浦新がディレクション(管理・指導)を務めた。素材は強度の高いラワン合板が使われ、重さは約7キロ。正面に刻まれるロゴマークが目を引く。「塗装したり改造したりと自分流に楽しんでほしい」。問い合わせは加藤木工(電)029(289)3334。