高崎の農産物で七味

上毛新聞
2022年3月22日

群馬県高崎市の農産物を主原料にした七味唐辛子が誕生した。ブライダル事業などを手掛けるティープロダクト(同市江木町、平児玉博樹社長)が新たな特産品を生み出そうと、農家に原料の生産を依頼して商品化した。乾燥や焙煎といった製造工程にもこだわり、辛さとうま味が際立つ商品に仕上げた。

商品名は「だるまロケッツひ~は~」。高崎発の商品であることを示す「だるま」、宇宙まで評判が届く特産品を目指すとの気概を込めた「ロケット」、辛さを連想させる「ひ~は~」を組み合わせた。

「普通」「中辛」「大辛」と、バニラアイスなどにかけて楽しめる「アイス」、練り梅の粉末を入れた「梅七味」、一味唐辛子の計6種類を展開する。

価格は486円か540円のいずれか。同社が高崎市役所21階で運営するレストランや通販サイト「楽天市場」で販売する。

原料はトウガラシを新井元さん(高崎市)、ゴマを金田順雄さん(同)、ウメを永井保伸さん(同)、ミカンの皮を木村正徳さん(藤岡市)が生産する。麻の実やサンショウなど他の原料も全て国産を使用する。

国の事業再構築補助金を活用して高崎市内に新設した生産施設で製造する。

トウガラシの生産を担う新井さんは「辛くておいしい七味唐辛子に仕上がった。うどんやもつ煮にかけてみて」と勧める。問い合わせはアートマルシェ(☎027・329・5775)へ。