武将縁に姉妹都市 下妻と福井・あわら 災害時協定も
茨城新聞
2015年11月17日
戦国末期に下妻を治めていた戦国武将の多賀谷氏が縁で、下妻市と福井県あわら市が16日、下妻市役所内で姉妹都市の盟約と災害時相互応援協定を取り交わした。
多賀谷重経(しげつね)の子供である多賀谷三経(みつつね)は結城氏の家臣となり、八千代町に城を構えた。関ケ原の合戦では東軍に属し、その後、結城秀康に従い福井県に移った。その三経が治めた土地が現在のあわら市だった。
昨年4月、下妻市で開かれた多賀谷時代まつりにあわら市の市民グループが訪れ、双方の市議会が互いに訪問するなど交流が深まり、姉妹都市締結に結び付いたという。
調印式には下妻市の稲葉本治市長と飯塚薫市議会議長、あわら市からは橋本達也市長と坪田正武市議会議長らが出席。盟約書と協定書に調印した後、両市長が「今後さらに交流を深めていきたい」とあいさつした。
下妻市が姉妹都市を締結するのは初めて。あわら市は福井県の最北端に位置し、温泉観光地のあわら温泉などで知られる。
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