足尾鉄道と大間々駅の110年振り返る 復元された戦前の駅弁も コノドント館

上毛新聞
2021年11月12日

 みどり市大間々博物館「コノドント館」は12月5日まで、大間々駅と足尾鉄道開業110年を記念した第98回企画展「大間々駅の110年―足尾鉄道、足尾線、そして“わ鐡へ”―」を開いている。
 大間々駅で使われていた道具や鉄道資料などを展示し、同駅の歴史を振り返っている。

 大間々駅は、足尾鉄道の開通と同時に開設された駅の一つ。展示では、建設に利用する土地の売渡契約書や開業当日ににぎわいを見せる駅前の様子を写した写真、改札鋏(きょう)、復元された戦前の駅弁など、同鉄道とともに歩んだ歴史を紹介している。

 学芸員の小森谷睦美さんは「貴重な資料を見ながら、大間々駅がどんな様子だったか想像してほしい」と話している。
 午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)。大人200円、小中学生50円。
 問い合わせは同館(0277-73-4123)へ。