「体験の機会の場」認定 茂木・ツインリンク内施設 安全基準満たし県内1号

下野新聞
2021年10月16日

 【茂木】桧山のツインリンクもてぎ(TRM)内にある自然体験施設「ハローウッズ」は15日までに、環境教育等促進法に基づく「体験の機会の場」に認定された。安全性の基準を満たした質の高い体験プログラムを用意していると県が認めた、県内第1号の施設となった。

 認定期間は2026年9月末までで、県によると、申請を受けて都道府県知事が判断する。環境省によると、認定は全国26団体目、北関東で5団体目。

 TRMによると、同施設は2000年7月にオープン。TRM全体のうちの約43ヘクタール(東京ドーム約9個分)の広大な敷地に、森や池、棚田などがあり、多種多様な生き物が生息するほか、体験プログラムやアクティビティが用意されている。子どもたちが30泊31日するキャンププログラムも名物となっている。

 TRMの岡野和彦(おかのかずひこ)総支配人は「大変光栄に思う。こうしたSDGs(国連の持続可能な開発目標)の取り組みをお客さまのニーズに合ったサービスに生かしていく」と認定を喜んだ。

 県によると、認定されるとインターネット上などで施設名が周知され、自然体験活動を希望する人に向けたPR効果が期待できる。県の担当者は「行政のお墨付きがあると利用者に認識してもらえるのではないか」などと認定のメリットを説明した。

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