平地の3県境 写真を 栃木の男性設置 自撮りのカメラ台
上毛新聞
2017年1月4日
全国的に珍しい「平地の3県境」を北関東の新名所にしようと、約20年前から同所をPRしてきた古沢満明さん(82)=栃木県栃木市=が、境界点の近くに一人で撮影できるカメラ台を設置した。カメラのセルフタイマーにより、3県境を示す看板と一緒に記念写真が撮れるとあって好評だ。
3県境画定に伴う調印式の様子が4月に報じられると、一目見ようと訪れる人が急増。青森や岡山から来る人もいたという。看板の横に立ち、自身の姿を撮影しようとする観光客が多数いることから、古沢さんが“手助け”の意味も込めて手製のカメラ台を二つ設置した。
撮った写真を会員制交流サイト(SNS)に載せる人もいることから、古沢さんは「3県境の写真が全国に広がり、もっと有名になってほしい」と期待している。
3県境は、板倉町と埼玉県加須市、栃木県栃木市にまたがる。県境が不明確だったとして、2月に1市2町は合同で境界点を正確に決める測量作業を行った。