大洗水族館のイモリザメ 、飼育記録更新中5000日

茨城新聞
2015年11月7日

大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館で飼育されている「イモリザメ」が国内最長飼育記録を更新している。7日で飼育期間5千日(約13年8カ月)の節目の日を迎える。同館の担当者は「長生きしている個体は全国でも貴重。多くの人に見に来てほしい」と来館を呼び掛けている。

長期記録を更新しているのは約50センチの雄のイモリザメ。2002年2月28日に千葉県銚子沖で捕獲された。同館によると、長期飼育の成功例は少なく、同館を除くと沖縄県の美ら海水族館のみだという。

イモリザメは千葉県沖から台湾にかけて分布。水深120~899メートルで採取されている。詳しい生態は分かっていない。同館ではオキアミなどの餌を与えているという。

現在は館内3階の深海ザメ水槽で、雌の個体と共に仲良く泳ぎ回る姿を見ることができる。光に対して目が弱いので、カメラのフラッシュ撮影は禁止とのこと。

節目の7日にはオリジナルの「イモリザメ缶バッチ」を先着300人にプレゼントする予定。

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