道の駅に「焼そばパフェ」 市太田高生が新商品 太田

上毛新聞
2019年10月17日

 「上州太田焼そば」で地域を盛り上げようと、太田市立太田高の商業科3年生4人が地元飲食店と共同開発した新商品「クレイジー焼そばパフェ」が11日完成した。手続きが済めば、11月にも道の駅おおたの弁当コーナーで発売する。

 カップ型容器にふりかけご飯と焼きそばを4層に重ね、ゆで卵やソーセージをトッピング。おしゃれでにぎやかな見た目と、イベントなどで持ち運びながら食べられる便利さが特徴だ。

 生徒4人は鈴木楓華さん、根岸優花さん、本舘菜々さん、吉楽茄子さん。「日本三大焼きそばの中で知名度が低い」と感じ、4月から班別に課題研究する授業で、上州太田焼そばを使った市の活性化策を練った。

 焼きそばを使ったギョーザ、おにぎり、たい焼きの試作、相談を重ね、たどり着いたのがパフェ型。協力した東楊軒(同市岩松町)の岩崎哲也店長は「食べ進めた時の味の変化を楽しんでほしい」と自信をのぞかせる。

 この日は同店で盛り付けなどを調整し、完成させた。鈴木さんは「初めての商品開発で、たくさん悩んで失敗もした。一生懸命作ったので、焼きまんじゅうのように定着するといい」と期待した。