ツツジ観賞に無料バス 【とちぎアフターDC】矢板市が5、6月週末運行 シーズン中の渋滞緩和へ

下野新聞
2019年4月12日

 【矢板】市は5、6月に、栃木アフターデスティネーションキャンペーン(DC)特別企画として、JR矢板駅と下伊佐野の山の駅たかはら、同山の駅とツツジの名所として知られる「大間々駐車場」をそれぞれ結ぶ無料バスを運行する。渋滞の緩和などが目的。同山の駅では、飲食利用者にクーポン券付き冊子も配布する。

 11日の記者会見で、斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)市長が発表した。

 高原山の中腹に位置する市北部の八方ケ原は、レンゲツツジの名所として知られる。一方、JR矢板駅からの定期路線バスがなく、見頃の時季の交通渋滞が課題となっていた。

 矢板駅-同山の駅の無料送迎バスは、5月25日と6月8日に運行する。午前9時15分に同駅を出発し、市城の湯温泉センターを経て同山の駅に向かう。所要時間は約1時間。帰りは午後3時に同山の駅を出発する。各日先着50~60人。市商工観光課で受け付ける。

 一方、同山の駅からの無料シャトルバスは、小間々駐車場経由で大間々駐車場に向かう。6月1、2、8、9の各日に運行。この日は大間々駐車場手前の約3キロメートルを通行止めにするため、バス利用を推奨する。申し込み不要。

 配布する冊子は、飲食店を中心に16店舗を紹介。飲食店の割引券や温泉施設の優待券が付いている。同山の駅で、レストランを利用するか、ソフトクリームを購入した人に無料配布する。5千冊を用意している。

 斎藤市長は記者会見で「八方ケ原のツツジを手軽に満喫できる絶好の機会。ツツジの後は市街地の飲食店や観光施設を楽しんでもらいたい」と呼び掛けた。

 (問)市商工観光課0287・43・6211。