茨城空港、台湾定期便が就航 知事や関係者ら祝う
茨城空港(小美玉市)と台湾・台北を結ぶ格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾の定期便が28日、就航した。同空港ビル内で就航セレモニーが開かれ、大井川和彦知事や同社の関係者がチャーター便から定期便への格上げを祝うとともに、台湾料理などの出店で来場者をもてなした。
記者会見で大井川知事は、従来の台湾チャーター便搭乗率が8割を超え台湾ツアー需要も多いことを挙げ「茨城だけでなく北関東、首都圏の魅力を伝えていきたい」と、広域観光拠点として同空港の価値をアピール。台湾を「自転車王国」と紹介し、自転車専用道「つくば霞ケ浦りんりんロード」を生かした交流促進やインバウンド(訪日客)誘致拡大に期待を寄せた。
同社の頼俊廸・最高執行責任者(COO)は「(就航担当の)県にはとても感謝している。茨城は北関東の入り口。路線の知名度をアピールし路線を成功させたい」と意気込んだ。荷物割引などサイクリストへの優遇策については「自治体と連携し他空港では実施している。茨城でも協力していきたい」と前向きな姿勢を見せた。
定期便は日・木曜日の週2往復。県空港対策課によると、第1便は往復とも8割弱の席が埋まった。
同空港の台湾定期便は2016年3~9月にVエア(当時)が運航して以来、約2年ぶりの再開。国際定期路線は中国・上海と韓国・ソウルに続き3路線目となった。
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