春告げる雪煙 奥日光・金精道路、除雪進む 4月25日開通

下野新聞
2018年3月29日

 積雪のため昨年12月から閉鎖されている奥日光の国道120号(金精道路、17・6キロ)で、4月25日正午の開通に向けた除雪作業が行われている。

 28日は標高1843メートルの金精トンネル付近で作業が行われ、除雪車が場所によって4メートルほど積もった道路の雪を取り除いた。男体山などを望む絶景の中、青空に雪が舞い上がった。

 県日光土木事務所によると、今冬の金精道路周辺の積雪量は累計380センチで昨冬より44センチ減った。3月に入って温暖な気候が多いことなどから、雪解けは例年より早いという。15日に始まった除雪は順調に進んでおり、4月1日まで続く。

 同事務所は「開通後も降雪や路面凍結の恐れがある。注意して通行し、奥日光の景色や自然を楽しんでほしい」としている。

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