世界的奏者が若手指導 笠間 音楽アカデミー開幕
国際的に活躍する音楽家らが若手奏者に指導する「第14回茨城国際音楽アカデミーinかさま」が21日、笠間市平町の県教育研修センターを主会場に開幕した。同市に加え、県が主催者となって2年目。28日までの会期中、一部公開のレッスンや各種演奏会などが行われる。
同アカデミーはフランスのクールシュベールで開かれていた「夏季国際音楽アカデミー」の日本版として2005年にスタート。著名なバイオリン奏者を数多く育てるザハール・ブロン氏、桐朋学園大特命教授で同アカデミー音楽監督の辰巳明子氏らが指導し、服部百音(もね)さんなど新進気鋭の奏者も巣立った。
今回は両氏など8人が講師を務め、県内外の25歳以下の若手約60人がバイオリンやピアノの個人指導を受ける。レッスンは一部を公開して県教育研修センターで実施され、初日から熱心な指導を展開。受講生は演奏を何度も止めて行われる厳しく的確なアドバイスを真剣な表情で受け止めていた。
会期中はミュージアム・コンサート(23日、笠間日動美術館)、ブロン氏らによる水戸公演(24日、県民文化センター)、親子で楽しむ名曲コンサート(25日、友部公民館)などの演奏会や、笠間市の街角を会場にした音楽イベントも開かれる。問い合わせは県教育研修センター内アカデミー事務局(電)0296(78)5652。
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