船村徹さん 故郷の誇り  塩谷・船生道の駅、道路の銘板披露

下野新聞
2018年2月26日

 塩谷町出身の作曲家で文化勲章を受章した故船村徹(ふなむらとおる)さんをしのぼうと、町は25日、同町船生の道の駅湧水の郷しおやで「船村徹先生 望郷へのつどい」を開いた。

 船村さんは、同道の駅がある船生地区で生まれ育った。つどいには見形和久(みかたかずひさ)町長や有志組織「船村徹ふるさと会」のメンバーら100人が参加。船村さんの妻福田佳子(ふくだよしこ)さん(79)や長男の蔦将包(つたまさかね)さん(54)ら親族も駆け付けた。

 町が国道461号の一部区間に付けた愛称「船村徹ふるさとの路」の銘板が披露され、親族らによるサクラの苗木植樹も行われた。

 蔦さんは「父は最期まで栃木を愛していた」とあいさつ。佳子さんは「(船村さんは)照れくさそうな顔をして喜んでいるはず」と思いをはせた。

 また、弟子で演歌歌手の天草二郎(あまくさじろう)さんと静太郎(しずかたろう)さんが歌を披露。船村さん作曲の「師匠(おやじ)」も2人で熱唱した。

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