岩宿博物館リニューアル 展示充実、相沢を発信 群馬・みどり市で記念式典

上毛新聞
2026年10月9日

改修のため昨年9月から休館していた群馬県みどり市岩宿博物館のリニューアルオープン記念式典が1日、同館で開かれた。関係者約100人が再開を祝い、隣接の国史跡「岩宿遺跡」を発見した考古学者、相沢忠洋(1926~89年)の功績発信への思いを新たにした。

相沢を顕彰しようと、ゆかりの品を多数置いた常設展示を新たに設け、子どもでも楽しめるよう体験要素を充実させた。

式典で、須藤昭男市長は「映画『赤土に眠る』と共に(相沢の)業績を世界に伝え、岩宿が旧石器時代の聖地となるよう盛り上げていきたい」とあいさつ。旧石器時代の遺跡がある縁で交流する韓国・公州市の金明丘局長らと黒曜石でテープカットした。

内覧会では、愛用した金づちやカメラなどの道具、研究者とのやりとりを示す書簡、小学生時代の通知簿といった相沢の人柄をしのばせる展示が公開された。

体験コーナーでは破片を合わせて石器を復元するパズルやクイズ形式の石器紹介などを用意。電子顕微鏡での石器や火山灰観察といった研究者が実際に行う作業も体験できる。

この他、相沢の肉声や映像を取り入れたドキュメンタリードラマを館内で、漫画雑誌「コロコロコミック」(小学館)とコラボしたアニメを岩宿遺跡内の保護観察施設(岩宿ドーム)でそれぞれ上映する。

一般開放は3日から。リニューアルを記念して3、4の両日は入館無料とする。

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