守谷市文化財の仏画開帳 清瀧寺で20日まで 茨城
茨城新聞
2026年8月17日

茨城県守谷市板戸井の清瀧寺で、市指定文化財の仏画「熊野観心十界曼荼羅(まんだら)」が開帳されている。国内で数十点が確認され、関東地方は5点だけで、茨城県は同寺のみの貴重な一点。極楽や地獄を含むさまざまな世界(十界)、輪廻(りんね)や生老病死などを表わしている。開帳は20日まで。
絵は江戸時代の18世紀の物とみられ、作者は不明。熊野比丘尼(びくに)という尼僧が、仏画を解説する「絵解き」の際に用いていた。
地獄は釜ゆでや暗闇、最も罪が重い人が受ける水責めなどが描かれ、残酷な場面も見られる。一方で、幼くして亡くなった子どもが集う「さいの河原」が掛け軸の中央に位置し、子どもたちは地蔵に救われている。
同寺副住職の雪草忠晃(せっそうちゅうこう)さん(46)は「子どもが真ん中に描かれ、命の大切さが絵に込められている」と説明。さらに「残酷な場面の描写は裏を返すと、清く正しく生きてほしいというメッセージがあるのではないか」と話す。
初七日から三回忌までを描いた「十王図」も同時公開されている。拝観時間は午前9時から午後5時まで。
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