すき焼き味で群馬のポテチ カルビーが来月発売

上毛新聞
2017年10月13日

カルビー(東京都千代田区、伊藤秀二社長)は10日、県が薦めるすき焼きの味わいを再現した「ポテトチップスすき焼き味」を11月13日に発売すると発表した。47都道府県の「地元ならではの味」を再現するご当地ポテトチップス。甘辛い割り下に、下仁田ネギを粉末状にして使い、味を引き立たせた。
地域活性化を目指す同社の企画「ラブ ジャパン」の一環。本県が、すき焼きの食材を全て賄える「すき焼き自給率100%」として「すき焼き応援県」を宣言していることなどから、すき焼き味を採用。同社と県職員がワークショップや試食会を行い商品化した。具材の味わいのバランスに苦労したという。
同社は2016年度に福島市と一緒に手掛けた「いかにんじん味」が好評だったことから全国展開する。伊藤社長は「地域の人と一緒に考えるテーマがあれば、地域活性化に役立つと感じた。まずは地元の人に群馬の良さを知ってもらい、他県や旅行客にも伝えてほしい」と述べた。
伊藤社長は10日、県庁に大沢正明知事を訪ね、完成を報告した。
ポテトチップスは13日から関東、東北、甲信越のコンビニエンスストアで販売し、27日からはコンビニ以外でも取り扱う。数量、期間限定。オープン価格(想定価格は120円前後)。