温かみあるガラス23点 塩谷さん個展 水戸・常陽史料館 茨城

茨城県水戸市在住のガラス工芸作家、塩谷直美さん(64)の個展が同市備前町の常陽史料館で開かれている。光が中にこもるような、温かみのあるガラスのオブジェ23点を展示している。同展は5月30日まで。
塩谷さんは東京都生まれ。1986年に創作活動を始めた。滋賀県で工房を立ち上げた後、フランスでの勤務などを経て、同県里美村(現常陸太田市)に工房を移転。2023年に現在の水戸市に拠点を移した。
日々感じたことを詩につづり、ふくらんだイメージを形にする。海岸やドアをモチーフにした作品が多く、今回は詩を基に創作を始めた約30年前の作品から最新作までを集めた。
仏マルセイユで見上げた月を表した「異国の月」や、久々に訪れたマルセイユで目の当たりにした街の変化を、石畳に見立てた直方体のガラス約千個で表現した「港にて」などが並ぶ。
石こうで作った型にガラス片を詰め、窯で溶融して成形する技法「コールドキャスト」で制作する。やわらかな輪郭の作品は人の手のぬくもりを漂わせ、光を淡く反射したり、クリアで表面がつるっとしていたりと多様な表情を見せる。
会場には、塩谷さんによる解説文が書かれた冊子が置かれている。塩谷さんは「形にする前にまず、言葉がある。ぜひ解説を持って読みながら見てほしい」と来場を呼びかけた。
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