全国こども陶芸展・入選作紹介(上) ワクワクマガジンラック 神栖市立息栖小3年 菊田帆乃佳(きくたほのか)さん

茨城新聞
2017年7月30日

「新しいことに挑戦するのが好き」。粘土でのものづくりが大好きで、2年生から子ども向けの陶芸教室に通う。

受賞作品は、絵本がたくさん収納できる大きなマガジンラック(縦34センチ×横31センチ×幅10センチ)。動物好きの菊田さんが愛読する絵本の世界をイメージして作った。

一つの作品で二つの物語が楽しめる。表面はロバと犬がギターと太鼓を奏でる昼間の風景。裏面の夜では、動物たちの演奏会が始まり、猫がラッパを吹き、鶏が鳴き声を上げている。星空に音符をちりばめるなど工夫した。

「作品の中で昼と夜の世界の境目を表現するのに苦労した。ヘラで動物や楽器の形を切り抜くのが大変だった」

17回目を迎え、今年も全国の小中学生から創造力あふれる作品が寄せられた「全国こども陶芸展inかさま」。各部門で文部科学大臣賞を受賞した作品と受賞者を3回に分けて紹介する。

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