全国こども陶芸展・入選作紹介(下) 文部科学大臣賞 狐と花 栃木県益子町立益子中3年 堀江恋さん
茨城新聞
2016年8月1日
水辺に咲き誇るハスの花にそっと寄り添うキツネの姿が幻想的な作品だ。作品からあれこれと、物語が頭に浮かび上がりそう。
「純粋に作りたい物を形にした。頭にこのままのイメージが浮かんだ。自分の好きな花と動物を選んだ」。陶芸は所属している美術部の活動で取り組む。学校の電気窯で焼いた。
ボリュームを意識して花びらを幾重にも重ねて花を作り、葉の部分には粘土以外にガラスを用いて、滴る水を表現した。
「大きな賞は驚いたけどすごくうれしかった。陶芸は形を作っていく作業が楽しい。機会があればこれからも続けたい」と話した。
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「第16回全国こども陶芸展inかさま」(茨城新聞社、笠間市、同市教委主催)は8月31日まで、笠間市笠間の県陶芸美術館で開催中。入選と中学3年の作品約200点が展示されている。
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