友禅染をインテリアに 壁かけやのれん展示 5月6日まで 茨城・常総

茨城新聞
2025年4月29日

茨城県常総市の染色作家で県の伝統工芸品「水海道染色村きぬの染」の代表、石山修さん(78)が友禅染をインテリアに仕立てた展示会が、同市大塚戸町の野外研修施設「あすなろの里」研修棟で開かれている。同展は5月6日まで。

大きなはりや土間のある古民家風の会場には、壁かけや照明カバー、のれんといった作品約10点が並ぶ。素材はいずれも麻布で、デザインは野バラのツルやタラの芽、神社の鈴など自然や身近な事物をモチーフにした。テーマは生命のエネルギーという。

石山さんは「友禅染は色とデザインで異空間をつくる力がある。着物のイメージが強いがインテリアとしても親しんでほしい」と話している。入場無料。月曜定休。午前9時~午後4時。問い合わせは石山さん(電)090(4075)2398。