アサヒ茨城工場 ビールの冷え、展示で体感 見学施設を新装 守谷

茨城新聞
2025年4月11日

アサヒビール茨城工場(茨城県守谷市緑)併設の見学施設「スーパードライミュージアム」が、リニューアルオープンした。同社主力商品「スーパードライ」の辛口のうまさを引き立てる「冷え」を展示で体感できるようにし、試飲会場で冷えたタンブラーによる提供を始めた。

仮想現実(VR)で自らがビールの缶に乗ったように製造工程を疑似体験できる「スーパードライ ゴーライド」や通路で、ミストによる「冷え」の演出を加えた。試飲会場では冷たい特製タンブラーでビールを提供する。

同社の調査では消費者が生ビールに期待することは「冷たいビール」が58%で最多だった。オープンに合わせた報道向け先行体験会で、同社の野間和香奈ビールマーケティング部長は「同製品は冷やすほどおいしくなる。炭酸が閉じ込められて喉に刺激が来て、切れが高まって特長をより感じられる」と強調する。

同社は今年から飲食店に機材を広め、冷たさを感じられる4度未満での提供を推し進める。家庭向けには5月20日から24本入りケースにタンブラーを付ける。

見学施設は年間4万人を動員する。体験ツアーは完全予約制。20歳以上が1000円、小学生以上が300円。問い合わせはスーパードライミュージアム(電)0297(45)7335。