大藤もネモフィラも…栃木・茨城・群馬の12施設「北関東花回廊」が国のガーデンツーリズムに登録

下野新聞
2025年3月24日

国土交通省は21日、庭園を生かした魅力的な体験や交流を支援するガーデンツーリズム登録制度に、栃木、茨城、群馬3県の庭園12カ所で構成する「季節の花でつながる北関東花回廊」を登録したと発表した。

庭園を核に、地域の魅力を発信し地域活性化につなげる取り組みが評価された。栃木県が関わる取り組みが登録されるのは初めて。

3県の官民で構成する北関東フラワーパークライン協議会(会長・早川公一郎あしかがフラワーリゾート社長)が運営し、ホームページでの魅力発信や共通チケットの販売などを手がけている。

栃木県からは芝ざくら公園(市貝町)やとちぎ花センター(栃木市)など5カ所6施設が加わっている。茨城県ではネモフィラで知られる国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)、群馬県ではぐんまフラワーパークプラス(前橋市)などが構成庭園となっている。

登録を受け、栃木県県土整備部は「国も登録者を国内外へ発信してくれるので、海外誘客を含めて地域活性化につなげたい」とコメントした。

ガーデンツーリズム登録制度は2019年から始まり、これまでに19の取り組みが登録されている。

【画像】「北関東花回廊」の構成庭園の一つ「あしかがフラワーパーク」(栃木県提供)

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