若ノ勝の十両昇進で盛り上がる地元 栃木県宇都宮市で4月18日に大相撲春巡業

下野新聞
2025年2月2日

日本相撲協会の枝川親方(元幕内蒼樹山)は1月29日、宇都宮市役所に佐藤栄一市長を表敬し、4月18日に開かれる大相撲の春巡業「宇都宮場所」(同実行委員会主催)をPRした。市内での巡業は6年ぶり。

この日は春場所の番付編成会議が開かれ、宇都宮市出身の若ノ勝関(21)の新十両昇進が決まった。佐藤市長が「きょうは最高のタイミング。(地元は)ファンクラブの話題で大騒ぎになっている」と話すと、枝川親方は「若ノ勝を宇都宮場所にぜひ呼びたい」と特別参加させることを明らかにした。

宇都宮場所は宇都宮市体育館(ブレックスアリーナ宇都宮)が会場。幕内力士や関係者など総勢200人が結集する。横綱昇進が決まった豊昇龍関の横綱土俵入りも披露される予定。

当日は午前9時に開場。公開稽古や相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する「初切(しょっきり)」、力士が独特の語り口で歌う「相撲甚句」などの後、幕内による迫力ある取組が行われる。若ノ勝関は、午前の握手会や質問コーナー、午後の幕内土俵入りなどに登場する見込み。

枝川親方は「巡業はいろいろな催しがあり、力士を身近に感じることができる。今日誕生した新横綱と宇都宮市出身の新十両を見に来て、生の相撲を楽しんでほしい」と呼びかけた。

チケットはコンビニエンスストア設置の専用端末などで販売している。(問)宇都宮場所事務局052・229・6019。

⇒大の里、照ノ富士がすぐ目の前に 栃木県足利市で6年ぶり大相撲巡業「足利場所」

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